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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 三國志 IV with パワーアップキット タイトル 三國志 IV with パワーアップキット 三國志4 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00979 ジャンル シミュレーション 発売元 光栄 発売日 1997-9-11 価格 7800円(税別) 【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 三國志 IV with パワーアップキット タイトル 三國志 IV with パワーアップキット 三國志4 機種 セガサターン 型番 T-7644G ジャンル シミュレーション 発売元 光栄 発売日 1997-9-11 価格 7800円(税別) 三國志 関連 Console Game FC 三國志 三國志 II SFC SUPER 三國志 SUPER 三國志 II 三國志 III 三國志 IV MD 三國志 II 三國志 III SCD-R 三國志 III MCD 三國志 III 3DO 三國志 IV 32X 三國志 IV SS 三國志 IV 三國志 IV with パワーアップキット 三國志 V 三國志 リターンズ 三國志 バリューセット PS 三國志 II 三國志 III 三國志 IV 三國志 IV with パワーアップキット 三國志 V 三國志 リターンズ 三國志 V with パワーアップキット 三國志 VI 三國志 VI with パワーアップキット 三國志 VII コーエー2002 SPRING PACK 三國志 VII 信長の野望 烈風伝 with パワーアップキット DC 三國志 VI 三国志 VI with パワーアップキット Wii 三國志 11 with パワーアップキット 信長の野望 革新 with パワーアップキット&三國志 11 with パワーアップキット ツインパック WiiU 三國志 12 三國志 12 with パワーアップキット Handheld Game GB 三國志 ゲームボーイ版 三國志 ゲームボーイ版 2 WS 三國志 for WonderSwan 三國志 II for WonderSwan 三國志 for WonderSwan エクセレントセット GBA 三國志 駿河屋で購入 プレイステーション セガサターン
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【TOP】【←prev】【Wii】【next→】 三國志 11 with パワーアップキット タイトル 三國志 11 with パワーアップキット 機種 Wii 型番 RVL-P-R35J ジャンル シミュレーション 発売元 コーエー 発売日 2007-3-21 価格 10290円(税込) タイトル 三國志 11 with パワーアップキット KOEI The Best 機種 Wii 型番 KOEI-W0160 ジャンル シミュレーション 発売元 コーエー 発売日 2008-11-13 価格 3990円(税込) 三國志 関連 Console Game FC 三國志 三國志 II SFC SUPER 三國志 SUPER 三國志 II 三國志 III 三國志 IV MD 三國志 II 三國志 III SCD-R 三國志 III MCD 三國志 III 3DO 三國志 IV 32X 三國志 IV SS 三國志 IV 三國志 IV with パワーアップキット 三國志 V 三國志 リターンズ 三國志 バリューセット PS 三國志 II 三國志 III 三國志 IV 三國志 IV with パワーアップキット 三國志 V 三國志 リターンズ 三國志 V with パワーアップキット 三國志 VI 三國志 VI with パワーアップキット 三國志 VII コーエー2002 SPRING PACK 三國志 VII 信長の野望 烈風伝 with パワーアップキット DC 三國志 VI 三国志 VI with パワーアップキット Wii 三國志 11 with パワーアップキット 信長の野望 革新 with パワーアップキット&三國志 11 with パワーアップキット ツインパック WiiU 三國志 12 三國志 12 with パワーアップキット Handheld Game GB 三國志 ゲームボーイ版 三國志 ゲームボーイ版 2 WS 三國志 for WonderSwan 三國志 II for WonderSwan 三國志 for WonderSwan エクセレントセット GBA 三國志 駿河屋で購入 Wii
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三國志13コラボイベント(2016/1/15~1/29) 概要 イベントクエストで「白羽扇」を集めて 限定武将を獲得せよ! 参加方法 1、マイページでクエストボタンをタップ→外伝をタップ外伝選択画面でイベントクエストを選択 2、イベントクエストで「白羽扇」を入手 3、集めた「白羽扇」で三顧の礼ガチャを回して限定武将を獲得 獲得武将 SSR 諸葛亮 SSR 張飛 限定イベントミッション 【1】 白羽扇を300個集めよ! 【報酬】SR以上確定ガチャ券・極 3枚 【2】 白羽扇を500個集めよ! 【報酬】乱舞大判 1,000枚 【3】 白羽扇を1,300個集めよ! 【報酬】SSR以上確定ガチャ券 1枚 【4】 白羽扇を3,594個集めよ! 【報酬】SSR 諸葛亮 1枚
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散逸するとまた集めるのが大変ですので。 https //web.archive.org/web/20221019145141/http //2ch0015.blog103.fc2.com/blog-entry-62.html https //web.archive.org/web/20200524211723/http //www.ric.hi-ho.ne.jp/cheap_restaurant/GAME/OTHERS/sangoku4calc.html https //web.archive.org/web/20221019155057/https //w.atwiki.jp/sfc_sangokushi/pages/19.html 内政 武将に対する褒美は、相性が良ければ金1でも効果がある。 妙に引き抜きが効きにくいゲームなので、ゆっくりあげても割と安全。不安なら上がりきるまでは後方に置いておけば大体ok。 太守の魅力を高くしておくこと。 武将が仕事に志願してきたら、2倍効果または能力+20 収入は人口に依存しない。大都市の方が基礎値が大きい。太守の魅力と民忠は金収入に影響。 民忠60未満で、季節の変わり目に暴動の可能性あり。空白地に手を伸ばす場合、季節が変わった直後に兵糧を大量に持ち込んで一気に60以上にする。 序盤は開発(兵糧確保)する余力がない。金だけ得て米は買い付ける(相場9狙い)のが有力。 政治力50で隣接、55で2つ先、60で3つ先まで安全に輸送可・・・を踏まえて、所々に物資集積ハブを作り、一端そこにまとめるようにすると管理しやすいだろう。 兵士については、国が拡がってきたら、訓練度90以上の第一線の他、後方に徴兵専用都市や訓練専門都市を用意しておいて、輸送で逐次兵力を補充するとスムーズだ。 最前線では長期訓練は行いたくない。一線級武将10人がかりで1ヶ月だけの訓練などで乗り切る。 ザコにだらだら訓練させた結果いざと言う時に訓練度をドカンと上げられないのも、一線級武将が何ヶ月も拘束されるのも、即応性に欠けるのだ。君がもの凄く計画的な人であるなら問題は無いだろうが・・・。 戦争 兵科適性を持っていると攻撃力150% 弓ゲー。購入で数の集めやすい強弩に製造の連弩を添えて。 兵士300、強弩または連弩300の侵攻兵力を揃えられたら大体勝ち。それで足りないならまあ2倍居ればいい。 連弩・強弩による隣接の豪雨時の攻撃力はロマンシング。 敵兵が少ないと矢も当たりにくくなる(攻撃力が下がる)と言う仕様なので、最後は突撃で。 投石機を配備して攻めると敵が城門前まで迎撃に出てくるのでスムーズ。もちろん好み次第だけど。 計略 埋伏ゲー。埋伏させまくって登用されたら少数の部隊で攻め込み、寝返らせて兵と共に撤退・・・で兵士がどんどん増える。 安全輸送表 出典 三國志4(SFC) 計算機 (http //www.ric.hi-ho.ne.jp/cheap_restaurant/GAME/OTHERS/sangoku4calc.html) 政治力 いくつ先の都市へ送るか 1 2 3 4 5 6 7 8 9 90以上 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 85-89 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ 80-84 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △ 75-79 ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △ △ 70-74 ○ ○ ○ ○ ○ △ △ △ × 65-69 ○ ○ ○ ○ △ △ △ × × 60-64 ○ ○ ○ △ △ △ × × × 55-59 ○ ○ △ △ △ × × × × 50-54 ○ △ △ △ × × × × × 45-49 △ △ △ × × × × × × 40-44 △ △ × × × × × × ○ 35-39 △ × × × × × × ○ ○ 30-34 × × × × × × ○ ○ ○ 25-29 × × × × × ○ ○ ○ ○ 20-24 × × × × ○ ○ ○ ○ ○ 15-19 × × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○:無事届く 10-14 × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △:申し出なら無事届く 5-9 × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×:無事には届けられない
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PARコード 三國志DSゲームコード ゲームID 新君主・新武将作成時能力100 コメント 三國志DS ゲームコード ゲームID ゲームコード:A3GJ ゲームID:01913241 新君主・新武将作成時能力100 0230770C 00640064 02307710 00640064 02307714 00640064 コメント 名前 コメント
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90.三国志の誤記 魏の『武紀』に、建安二年、汝南の黄巾賊何儀・劉辟・黄邵・何曼らは軍勢おのおの数万人であり、曹操は進軍して彼らを討ち破り、劉辟・黄邵らを斬首した、とある。これは劉辟がすでに処刑されていたということである。ところが、建安五年、曹操が官渡において袁紹と対峙したとき、汝南の投降した賊である劉辟らが叛逆して袁紹に呼応し、許の城下を攻略し、袁紹は劉備をやって劉辟を支援させた、という。これは劉辟がもともと死んでおらず、ただ曹操に降伏しただけで、このときまた叛逆して袁紹に呼応したということである。一つの帝紀だけでもうこれだけの矛盾があるのだ。さらに『于禁伝』では、于禁は黄巾賊の征伐に従軍し、劉辟・黄邵らが曹操の陣営に夜襲をかけてきたので、于禁は彼らを撃破し、劉辟・黄邵らを斬った、とある。その記述は官渡戦への従軍以前に置かれており、つまり建安二年の事件ということになる。さすれば実際のところ劉辟はすでに死んでいたのである。蜀の『先主伝』には、曹操が官渡において袁紹と対峙しているとき、汝南黄巾賊の劉辟らが曹操に叛いて袁紹に呼応したので、袁紹は先主(劉備)に劉辟らとともに許の城下で略奪させた、とある。これもまた建安五年の事件であって、劉辟はまだ生きていたということになる。なぜ帝紀と列伝とでまたぴったりと符合しているのか。まさか、この時代に二人の劉辟がいたというのか?『高堂隆伝』にいう。魏の明帝(曹叡)が盛大に宮殿を築いたので、高堂隆は上疏して諫めた。「いま呉・蜀二人の賊徒が皇帝を僭称しておりますが、もし孫権・劉備がともに恩徳ある政治を敷いていると報告する者があり、陛下がそれを聞いたとして、はらはらとせずにおられましょうか。」調べてみると、蜀の先主が崩御したのは魏の文帝(曹丕)の黄初四年のことであって、どうして明帝の時代に「孫権・劉備」と称することができよう。これはきっと字に間違いがあるのだろう。呉の『孫輔伝』にいう。その息子の孫松は射声校尉・都郷侯となり、黄龍三年に卒去した。蜀の丞相諸葛亮は兄の諸葛瑾に手紙を送り、「かつて東の朝廷で厚遇を賜り、子弟の方々には親密な心を抱いております」、また「子喬(孫松)どのは器量に秀でておられ、彼のために哀悼するものでありますが、彼が諸葛亮にくれた品物を見るたび、感傷のため涙が流れるのでございます」と述べた。彼がここまで孫松を追悼するのは、諸葛亮の養子諸葛喬から(孫松のことを)聞いていたからだと言われる、と。この段落の文章は全く理解できない。息子諸葛喬というのは諸葛瑾の実子であるが諸葛亮の養嗣子に出された人物であって、おそらく諸葛喬が孫松の人となりを諸葛亮に説明したことがあったものと思われる。それなのに「子弟の方々には親密な心を抱いております」とか「諸葛亮にくれた品物」とは一体、何を言っているのか。諸葛亮がかつて使者として呉を訪れたとき、孫松と面識があって、その後、孫松が品物を諸葛喬に預けて諸葛亮に贈ったということだろうか?それにしても文章が全く意味不明である。『陸抗伝』に、陸抗は西陵を都督して関羽から白帝へ赴いた、とある。白帝とは夔州城のことであるから、関羽もまた地名かも知れぬ。おそらく関羽が荊州を守っていたことで、後世の人々が彼の名を取って地名にしたのであろうから、これはまだ間違いであるとは限らない。『夏侯惇伝』にいう。建安二十一年、孫権征討に従軍した。二十四年、曹操は摩陂において呂布軍を撃破し、夏侯惇を招いて一緒に(馬車へ)載り、それによって恩寵の深さを示した、と。調べてみると、曹操が呂布を生け捕りにしたのは建安二年のことで、建安二十四年とは二十年以上も離れている。どうして今さら呂布を撃破することがありえようか。考えてみるに、このとき関羽は曹仁を包囲しており、曹操は徐晃をやって救援させ、曹操は洛陽から直々に出向いて対応することにしたが、まだ到着せぬうちに徐晃が関羽を破り、関羽がすでに敗走していたので、曹操はそのまま摩陂に着陣したのである。そうすると『夏侯惇伝』で呂布と呼ばれているのは、きっと関羽の間違いであろう。また『呉志』の『孫壱伝』にいう。孫綝が朱異に命じて潜行部隊に孫壱を襲撃させると、孫壱は魏に逃亡した。魏はこれを車騎将軍として呉侯に封じ、先帝斉王曹芳の貴人であった邢氏を娶らせた。(孫壱は)魏の黄初三年に死去した、と。調べてみると「黄初」というのは魏の文帝の年号であり、文帝から斉王曹芳が廃されるまで二十年以上が経っている。どうして曹芳の妃を娶らせたあと、また黄初年間に死ぬことがありえようか。『魏志』によると孫壱の降参は高貴郷公(曹髦)の甘露二年のことであって、となれば彼が死んだのも景元・咸煕年間のことである。ここで黄初三年に死去したというのは、やはり間違っているはずだ。 90.三國志誤處 魏武紀,建安二年,汝南黃巾賊何儀﹑劉辟﹑黃邵﹑何曼等,眾各數萬,操進軍討破之,斬辟﹑邵等。是辟已就戮矣。而建安五年,操與袁紹相拒於官渡,汝南降賊劉辟等叛應紹,略許下,紹使劉備助辟。是辟初未嘗死,但降於操,至此又叛應紹也。一紀中已歧互若此。而于禁傳,禁從征黃巾,劉辟﹑黃邵等夜襲操營,禁擊破之,斬辟﹑邵等。此事敘在從戰官渡之前,卽建安二年事也,則辟實已死也。蜀先主傳,操與紹相拒於官渡,汝南黃巾劉辟等叛曹應紹,紹遣先主與辟等略許下,則又是建安五年事,而辟尚在也。何以紀﹑傳又適相符耶,豈其時有兩劉辟耶?高堂隆傳,魏明帝大營宮室,隆疏諫曰:「今吳﹑蜀二賊稱帝,若有人來吿權﹑備並修德政,陛下聞之,豈不惕然。」案蜀先主崩於魏文帝黃初四年,何得於明帝時尚稱權﹑備,此必有誤字也。吳孫輔傳,其子松為射聲校尉﹑都鄕侯,黃龍三年卒。蜀丞相諸葛亮與兄瑾書曰:「旣受東朝厚遇,依依於子弟。」又:「子喬良器,為之惻愴,[見]其所與亮器物,感用流涕。」其悼松如此,由亮養子喬咨述云。此段文字最不可解,子喬乃瑾子出繼亮為後者,蓋子喬嘗為亮述松之為人也。然所謂「依依於子弟」及「與亮器物」果何謂也,豈亮前奉使至吳時,與松相識,其後松又託喬附致器物於亮耶?然文義究不明晰。陸抗傳,抗都督西陵,自關羽至白帝。白帝,夔州城也。關羽或亦地名,蓋羽守荊州,後人遂以其名名其地耳,此尚非有誤。夏侯惇傳,建安二十一年,從征孫權。二十四年,曹操擊破呂布軍於摩陂,召惇同載,以寵異之。按操擒布在建安二年,距建安二十四年已二十餘載,何得尚有破布之事。考是時關羽圍曹仁,操遣徐晃救之,操自洛陽親往應接,未至而晃破羽,羽已走,操遂軍摩陂。則惇傳所云呂布,必關羽之訛也。又吳志孫壹傳,孫綝遣朱異潛兵襲壹,壹奔魏,魏以為車騎將軍,封吳侯,以故主齊王芳貴人邢氏妻之,魏黃初三年死。案黃初係魏文帝年號,文帝至齊王芳被廢已二十餘年,何得妻芳妃,後又死於黃初也。魏志,壹之來降在高貴鄕公甘露二年,則其死當在景元,咸熙閒,今曰黃初三年死,亦必誤也。 前頁 『廿二史箚記』巻六 次頁 三國志立傳繁簡不同處 90.三國志誤處 荀彧傳
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今日 - 合計 - 三國志の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時58分07秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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三國志7のアップデート版とも言える続編、三國志8。 三國志7の要素がどのように発展したか、どんな不満が解消されたか分析してみる。 シナリオの数が莫大になった 184年から234年まで、1年ごとにシナリオがある。よくぞここまで作ったものである。 海路が無くなった 呉から海路で一気に北に攻め込んだり、蜀の背後から攻め込むという7独特の進行ルートが消滅。 遼東半島、荊州南部、呉の南東部、蜀の南部は安全地帯にできる。 従来の親しみやすい繋がり方に戻った。 武将の能力値に上限ができた 基本は初期値+10まで。各能力限界を+20にする特技がある。「全能」の特技を持つと限界が100になる。 やはり7の「どんな武将でも最強にできる」という方針は豪快すぎたのだろうか。 諸葛亮の知力は100 やはり「92+8=100」という7の設定は受けが悪かったようだ。 他にも、武将の能力は全体的に「成長済み」の数字に設定されている。 華佗、司馬徽、于吉、禰衡らがNPCになった やはり彼らが武将として登場するのは違和感があったか。 戦争、軍議 7では野戦と攻城戦が完全に分かれていたが、これが統一されてひとつのマップ内に収まった。 係争拠点は戦場の左右に置かれていた場所が廃止され、攻撃側出陣場所---中央の砦---城とシンプルになった。 軍議の作戦は「中央突破」や「包囲」などはなくなり(事実上「中央突破」に統一) 代わりに「速攻」(機動力上昇、11ターン目に士気が低下)や「索敵」(視界が広くなる)などを選択するようになった。 戦法 7の特技「乱射」「突撃」「火矢」などが別のカテゴリーに分類され、計略ポイントを消費して行う「戦法」というものになった。 7では実行すれば必ず成功していたが、成功確率が設定され、失敗する場合もある。 訓練することで戦法の習得レベルが上がり、高くなると成功確率アップ。 攻撃しつつ敵を混乱させるものが強力。 敵が異常な確率で決めてくるらしい。 部隊兵科の特技ができた 「水軍」の他にも、「歩兵」「騎馬」「弩兵」の特技ができ、各兵種を率いているときにパワーアップ。 せっかくこうした要素が加わったのに、なぜか毎回弩隊で出撃させられるらしい。 幻術が見られるようになった 7では「鬼謀」と「占卜」が必要で、初期状態では誰も使えなかった「幻術」が、「神算」だけで使えるようになった。 そのため、7ではほとんど見る機会が無かった幻術を見ることができるようになった…… が、三國志の武将たちが幻術使いになってしまうのもどうかとも思う。 内政用の特技ができた 「商才」を持っていると、アイテムや米の取引で有利になるだけでなく、内政の「商業」で効果が高くなる。 また「警備」「耕作」「築城」などの内政用特技が加わり、 「発明」は特別な装備を生産可能という特技から、これらの内政効果上昇に変更されている。 巡察→見聞 民心掌握度を上げるコマンド。 7では都市全体を見回る「巡察」だった。 また、7では都市施設をクリックしてみると住民と会話ができたが、あまり意味は無かった。 この二つの要素が統合され、都市施設を巡察する「見聞」というコマンドに変更。 内政用の特技を修得したり、7で言う巡察イベントが起きたりする。 7でも脅威だった住民の金銭要求が凄いことになっているらしい。 悪行を働くことができる 7では善行を積むばかりで悪に走ることができなかったが、8では悪役人を見逃して賄賂を受け取るイベントがあったりする。 「悪名」というパラメータも設定され、高いとバッドエンドになる。 ……が、これが「捕らえた敵武将を斬首すると悪名が上がる」というシステムになっており、バッドエンドが嫌なら敵武将を斬首できないという形で やはり「無理矢理善行プレイを強制」という不満は残っている。 略奪というコマンドはあるが「隣接都市から略奪してくる」というものであり、自分の支配下都市の領民から物資を奪ってくるわけではない。 特技を習得する機会が増えた 7では狙って鍛錬を行う必要があったが、内政での見聞や戦法の訓練、結婚相手や旅人から教えてもらえるようになっている。 特に、7での「無双」に該当する「威風」が必ず得られるイベントが用意されているのは大きい。 複数の武将と一度に親密度を上げる「宴会」ができるようになった 金を消費するものの、行動力の消費を抑えられる。 参加人数×30消費というのはなかなか出費がでかいが……。 他の武将にアイテムを寄贈できるようになった 「君主に名馬を持たせたい」「軍師に書物を持たせて知力100以上にしたい」など、7でやりたかった。 軍師の他にもコマンド提案を絶対に了承させる「特権」ができた 内政で大きな成果を挙げると「特権」を獲得、進言が絶対に却下されない。これは7にも欲しかった。 都市方針に「輸送重視」が加わった これも7に欲しかった。 敵国と接していない安全な都市は、最低限の物資を残して全て君主所在都市に輸送するぐらいでいいと思う。 7では、親密度42でできる暗殺イベントが強すぎたが…… 8ではなんとプレイヤー側が暗殺されることになった。 捕らえた武将を斬首すると、血縁者や義兄弟に命を狙われる。 7で強すぎたとは言え、まさかこんなしっぺ返しが来るとは……。 「武力」と「統率」が分かれていなかったが…… 8では「一騎」の特技まで消え、完全に武力=戦争時の戦闘力に。 このため武将データも諸葛亮、曹操、徐庶などの武力も激減している。 武勇の士ではなく戦上手の指揮官たちは、新たに加わった要素である「戦法」が頼みか。 結婚イベントが加わった 個人プレイのゲームなので、仕事一筋ではなく私生活のイベントも用意された。 さらに8PKや10では子供を育てて武将にするという要素が加わっていく。 漢室への態度・エンディングの矛盾が少なくなった 劉備で漢朝再興をやろうとしても「新王朝設立」というエンディングになったり、 馬騰で漢の献帝を盛り立てる忠臣としてプレイしようとしてもエンディングで新皇帝になってしまったり、 といった矛盾が無い展開でゲームが進むようになっている。 このように、三國志8では三國志7の改良・発展、不満点の解消に努めようとした事が分かる。 改良案を考えてみるときに参考になるのではないだろうか。
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推奨動作環境 OS Windows Vista / Windows7(64bit) / Windows 8 /8.1 (64bit) Processor Intel Core2 Duo 2.0GHz 以上 Memory 1 GB RAM Graphics VRAM 512 MB 以上 HardDrive 7 GB 以上の空き容量 最低動作環境 OS Windows Vista / Windows7(64bit) / Windows 8 /8.1 (64bit) Processor Intel CPU Core Pentium4 1.6GHz 以上 Memory 1 GB 以上 Graphics DirectX9.0cに完全対応したもの / VRAM 256 MB 以上 / シェーダーモデル3.0必須 HardDrive 7 GB 以上の空き容量 動作確認済みのビデオカード ■NVIDIA GeForce GTX 980 GeForce GTX 960 GeForce GTX 780 GeForce GTX 770 GeForce GTX 760 GeForce GTX 750 GeForce GTX 680 GeForce GTX 660 GeForce GTX 560 GeForce GTX 550 GeForce GTS 460 GeForce GTS 450 GeForce GTX 285 GeForce GTS 250 GeForce 9800GT GeForce 9600GT GeForce 9500GT GeForce 8800GT GeForce 8600GT GeForce 8400GS ■AMD(ATI) Radeon R7 285 Radeon R7 270 Radeon R7 250X Radeon HD 7970 Radeon HD 7950 Radeon HD 7850 Radeon HD 7750 Radeon HD 6870 Radeon HD 6530D Radeon HD 5850 Radeon HD 5770 Radeon HD 4850 Radeon HD 4670 ■Intel Indel HD Graphics 4600 Indel HD Graphics 4400 Indel HD Graphics 4000 ※ご使用のPCとの組み合わせによっては正常に動作しない可能性があります。 名前
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三國志V 【さんごくしふぁいぶ】 ジャンル 歴史シミュレーションゲーム 対応機種 PC-9801MacintoshWindows 3.1Windows 95~Meプレイステーションセガサターンプレイステーション・ポータブルWindows 8.1/10(Steam) 発売・開発元 光栄 発売日 1995年12月15日 定価 14,800円 判定 良作 三國志シリーズ 概要 人物 システム 内政 合戦 その他 評価点 賛否両論点 問題点 総評 Win版と家庭用ゲーム機版との相違点 その後の展開 概要 『三國志』シリーズの5作目。 新要素として陣形、名声といったものが追加されている。 人物 黄巾の乱シナリオが本格的に登場。関連する人物が追加された。 黄巾族三兄弟(張角(君主)・張宝・張梁)は演義準拠で妖術等を使用できる為、これまでとは違った戦略を立てられる。 一方、討伐軍の総大将である何進(*1)は最初から玉璽持ち、曹操と袁紹を筆頭とした有力な武将が配下にいるなどのアドバンテージを持ち、人材を駆使した従来のような戦略で立ち向かっていける。 仙人達8人が特殊武将として参戦するようになった。 全体的な傾向として「武力は微妙だが知力・魅力が高い」「最初から全陣形習得」「経験値がMAXで全ての特技が開放されている」「レアスキル(術系や治療等)持ちが多い」と言う、準チート級の武将である。実際、敵に回せばかなりの強敵。しかし戦闘時に捕らえてアイテムを奪えば今度はこちらにレアスキル等の恩恵が得られる上、倒した際の陣形習得も期待できる。 この仕様により弱小勢力であっても油断できないようになっている。いつの間にか仙人を配下にし、術乱発で大勢力をボロボロにする事もありうるからである。逆に言えば弱小勢力であっても彼らの力を借りる事で強国に対抗する事も可能。 ただし彼らは基本的に一時的に力を貸しているだけ。ターン終了後一定確率で在野武将に戻るうえ、長期滞在すると在野に戻る確率が段々高くなっていき、一定期間が過ぎると確実に出奔してしまう。また登用してから持っているアイテムを没収する事もできず、戦争で捕虜にしても斬首しない限りアイテムは奪えない(*2)。 在野武将に戻るとそれまで稼いだ勇名もリセットされるため、高位の将軍に任命することは難しく、そのため兵力は基本的に8000人しか持たせられない欠点もある。ただし、君主が死んだときに後継に指名することは可能で、君主にしてしまえば兵力を20000まで持たせられる上、下野されることもなくなる。 システム それまでのシリーズで登場した要素(外交・担当官・武将の特技など)の集大成となっている。新要素としては名声によるコマンド総数の増減と、戦争における陣形の導入がある。 内政 金、兵糧が一括管理 内政や軍備の為にわざわざコマンド等で物資を運ぶ必要が無くなった。と同時に、相手を完全に滅ぼさなければ金や兵糧などの物資を奪うことはできなくなっている。 兵士は武将・都市毎に配備される為、兵力管理だけは必要。 内政コマンド これまでは開墾・治水・商業発展・防衛…これらをコマンドの実行で各個に行っていたが、今作は担当に配置されている武将が一括で行うようになっている。月毎に一回しかできなくなったが一つの命令で全都市まとめて実行でき、各都市の担当の武将の能力に応じて全てのパラメーターが上昇する。 各数値の上昇は武将の各パラメーターに影響するので、単純に政治力だけ高ければよいと言うわけではない。また担当が多ければ効果が上昇するので、政治力が無いから内政が不向きとはならない。 特徴的なのが「民忠誠度」(民忠)について。今作では通常の内政では民忠を上げることはできない。 ではどうするのかというと、君主もしくは特殊担当官の武将に民の話を直接聞かせる「巡察」をまず行う。その上で起きる様々なイベントに対応することにより、民の心を掴むのである。 選択と武将の能力、運次第によって結果は変動する。選択次第で逆に民忠や名声が落ちてしまうことも珍しくない。後述の名声にも関わってくるし、公式スローガンにも謳われているぐらい大事なことだが、民の心を掴むのは一筋縄ではいかないのだ。 民忠誠度を大幅に上げられるイベントは兵糧の施しで、都市の人口にもよるがMAXで施せば民忠誠度100まで一気に上げられることもある。 豊作・凶作・洪水・台風・イナゴ・疫病(*3)が発生した都市に起きた月のうちに巡察すればそれそれ固定イベントが発生し、民忠誠度を上げるチャンスとなる。一方、この月にはその都市では他のイベントは絶対に発生しない。 担当官システム 毎年1月(コンシューマ版では1・4・7・10月)にのみ人事で各部署の担当を変更することが可能。特殊担当(*4)から他の担当にはいつでも変更可能だが、それ以外の担当は指定の月以外での変更はできない(*5)。武将は配置された担当の仕事しか行えないので配置が重要となる。なお、命令数には数えられないので変更可能な月の間であれば人事や外交を行ってから内政担当にする事も可能。 毎年1月には評定が行われるのだが、参謀がいて、かつ全6個の担当部署のうち4個以上の部署に1人以上の担当官(*6)が配置されていないと評定が発生しない。今作の評定は名声を上げる数少ない手段の一つなので、注意が必要がある。 名声システムの追加 名声は君主自身が持つ評価であり、一年の最初に行う評定での目標達成・民忠誠度の上昇・歴史イベントなどで上昇し、評定での目標失敗・徴兵・略奪・歴史イベントなどで下がる。 名声が一定量に達すると1か月の命令回数が増える(最大10回)、巡察時に義勇兵が志願してくる、武将の登用が成功しやすい、募兵で集まる兵士数が増えるなどの効果がある。 名声は君主自体の数値(*7)と支配都市の民忠誠度から算出される数値(*8)の合算となっている。そのため、支配都市がある程度増えないと最大値まで伸びない。 新しく手に入れた都市の民忠誠度は名声によって変動するが、よほど名声が高くない限りは住民反乱が発生する60以下になってしまう。なので序盤から迂闊に領土を広げると住民反乱を連発されて手に負えなくなる。最初は地元の民忠を上げながらじっくりと内政に努めるのも大事である。 ただし住民反乱は大金を払えば確実に防げる上に民忠誠度も大幅に上昇し、お金がない場合でも運良く説得に成功(ほぼ失敗する)すれば防げる可能性もある。なお、反乱は季節の変わり目(1・4・7・10月)にしか起きないので、領土を広げるタイミングを調整すれば民忠誠度を上げる余裕を作ることも可能。反乱の発生を覚悟しつつ序盤から速攻をかける事も可能であり、序盤の行動をいたずらに制約するシステムにはなっていない。 徴兵・略奪などは名声を大幅に下げるが、名声0でも命令回数は3回確保できる(*9)ので暴君に徹することも可能。ただし武将の忠誠度が下がり続ける、城を占拠すると不利なイベントが起こるなどマイナス面が多くなるので、かなりリスキーなプレイを要求される。 合戦 一部要素の撤廃 前作までの攻城戦はなくなり、野戦において各城を占拠する形に先祖返りした。 これまで各部隊に持たせていた弩や軍馬などの軍需物資関連もカット。移動能力や間接攻撃等の性能差は陣形(後述)や特技、兵器(後述)等で差がつくようにされた。 負傷兵の要素追加 戦争で兵士が減っても、(一部の計略を除き)5~9割程度の兵士が負傷兵としてカウントされる。 これらの兵は戦争終了後に回復する他、「治療系の計略を使用する」「城や関に待機させる」事で、再び兵士として復帰し戦闘を行ってくれる。このため、いかに城を利用するかが重要になった。 捕らえた武将への対応も重要になる。うまく登用できれば兵力(負傷兵)をそのまま運用できるが、基本的に勢力を滅亡させるまでは登用に応じにくい上に、相性によっては勢力を滅亡させても登用を拒否する武将もいる。登用できなかった時の対応が問題となる。 逃がすと名声は上昇するものの、負傷兵はそのまま兵士として復帰してしまう為に、再び攻めこまれる危険性やこちらが再度攻める際に何度も脅威に晒される恐れがある。登用を期待して何度も逃がしても、その武将が最後まで登用に応じてくれるかは分からない。結局最後まで登用に応じてくれず、兵力を無駄に消耗させて終わってしまうことも。 武将を斬首すると負傷兵ごと消滅。特に君主は斬首すると代替わりが発生し配下の忠誠度がリセットされるため、引き抜きや作敵等が通りやすくなり形勢逆転のチャンスである。確かに兵力を確実に減らせるのだが、名声が低下する(特に君主を斬ると大幅減)ため今後の行動に悪影響が出る可能性が高い。ジレンマに悩まされる事になる。 戦争時の舞台の概念に「陣形」が追加。 武将によってそれぞれ使える陣形は違っており、平地型・山岳型・水上型の全12陣形が存在する。 それぞれの陣形には様々な特色があり、例えば「突撃」「一斉」が可能なもの、特定の地形で機動力・地形防御力の高いもの、兵士が死亡せず「負傷兵」にとどまる率の高いものなどがある。これらを上手く用いるのも戦いのコツとなり、武力が高い武将だけでなく、陣形を多く持つ武将を起用するなどの手も肝心。 また同盟を結んでいる他国と共同で新兵器を「開発」することにより、陣形の基本性能を強化することも可能。 戦場で敵の部隊を撃破する、「修行」で在野武将から陣形を教わる、武将が寿命で死んだ時にその息子に伝授される、などで低確率ながら習得できることもある。 特殊能力の概念が登場。『IV』とは異なり、武将それぞれが6つずつ特殊能力を持ち、経験を積む事で随時覚えていく。 特殊能力の覚えるスピードも武将の成長傾向によって異なり、郭嘉や周瑜などの早熟武将は所要経験値が低く、黄忠などの晩成武将は所要経験値が高めになっている。 覚える特殊能力も、例えば馬騰や公孫瓚のように史実で騎馬に長けた一族は「速攻」「強行」(*10)などの高速移動系特技を覚えるなど、武将の個性を引き立てるものになっている。 このおかげで本作は、「水計」(*11)や「水神」(*12)、さらには「水陣」(*13)の陣形を有している武将が多い呉軍の武将が水系地形で一際手ごわくなり、従来では魏・蜀の割を食う形で地味だった呉軍が、他勢力武将に負けない存在感を見せている。更には呉の武将は山岳型の陣形持ちも多く、これにより史実でも検討されていた蜀攻めを非常に有利に進めることができる。 各武将のステータスに「勇名」が追加された。これも「修行」や戦場での勝敗など、様々な行動・イベントによって変動していく。 兵士数の多寡は攻撃力・防御力の両面に直結してくる重要要素だが、これまでのシリーズと違い、配下武将は部隊兵士数に上限がある(*14)。デフォルトだとたったの8000しか兵を持てないため、戦場で最大限の働きをすることが難しい。「勇名」を稼ぐことにより「将軍位」に任命することができ、これによって持てる兵士数の上限が上がってゆく。 なお、任命できる将軍は数に上限があり、しかもかなりシビア(大体兵士が1000増えるごとに2~4枠)であるために、有能な武将が増えれば増えるほど壮絶な将軍任命争いが発生する。 勇名や経験値が高いと部隊の攻撃力・防御力に有利な修正がかかったり、一騎打ちで有利になりやすいという隠れた仕様があり、先の「陣形」と合わせて「お気に入りの武将を育てて活躍させる」というやり込み要素が前作よりも増加している。 前述の陣形・特殊能力などと相まって、どうやっても使えない武将と言う物が少なくなっている。以前までは強力だった武将も陣形が微妙で使いづらかったり、逆に弱かった武将が特殊能力や初期勇名の高さで序盤の牽引要員として主力になれたり…と、各武将毎の個性、用途が前面に出るようになった。 ただし関彝(かんい)(*15)のみスタッフの入力ミスなのか、陣形を一つも持っていない(=無陣状態で、戦場では一歩も動けない)。一応、修行のランダムイベントや武将を討ち取り(*16)、父からの継承で陣形を覚えるかもしれないがその道はかなり険しい。もっとも、パワーアップキット版では陣形が追加されている。 その他 支配都市と太守 従来作と違い、太守が不在でも都市を支配できるようになった。ただし、太守のいない都市からは税収が得られない。 これにより「太守に任命しようにも武将の数が足りず、全国統一ができなくなる」ということはなくなり、武将の数が少ない後期シナリオへの救済にもなった。 兵器の共同開発 同盟相手と共同で兵器を開発することが可能。兵器は陣形の効果を常に強化してくれて開発後はコストなども一切消費せず使用可能。 これにより同盟以外に生き残る道がない勢力でも軍事力を整えやすくなり、大勢力となっても兵器開発で他勢力との戦いに備える為に弱小勢力と同盟を結ぶメリットがある。 仕様上、同盟相手にも伝わるというデメリットはある。 当然ながらCOM君主はすでに持っている兵器の共同開発には応じないし、資金が足りない(あるいは余裕がない)場合も応じない。後者の場合は進物で大金を贈ることで応じるようになる(ついでに敵対度も下がるのでより応じやすくなる)。 義勇兵の参加 上述の通り名声が高くなってくると都市の巡察を行った際に義勇兵志願イベントが起きやすくなる。募兵に比べて訓練度が低いという欠点はあるが、都市の人口が減らないという大きなメリットがある。人口の少ない都市でも名声の数値に依存してときには1万人以上も志願してくることがあり、大幅な兵力増強が期待できる。 問題は前線から遠い都市で義勇兵が加入した場合、兵力の移動が面倒なこと。ただし、義勇兵を断ることも可能で、その場合でも名声が上昇し、さらに兵糧の土産も置いていってくれる。つまりこのイベントには基本的にデメリットがない。 武将フラグの追加 本作から「特定の君主が存在する限り絶対登用されない」「一定条件を満たすと当該武将がプレイヤー君主に絶対に仕えなくなる」という、いわゆる「君主への義理立て」「嫌いな武将フラグ」が登場する。 わかりやすい例では滅ぼした国の武将たちは戦後登用に応じなかった場合、絶対にこちらの登用に応じない。戦後登用であればこのフラグは無視されるので、別の君主に登用されたあと、戦場で捕縛すれば登用するチャンスはある。 本作は当システム初採用だったこともあり、中盤が人材不足になり易い等まだまだ未成熟だったが、後年の作品では定番の要素として洗練されていく。 兵士数や都市情報など、ほぼ全ての敵情報が常に公開されておりいつでも閲覧が可能 ややご都合主義のような気もするがゲーム中のストレスを軽減させ、プレイをスピーディーにする事に一役買っている。 ドットアニメによる演出 コマンドの実行や外交等に武将のドットアニメの演出が挟まるようになった。 それまでのシリーズで何気なしに行っていた「徴兵」も実行すると、「街中を歩いている民を強制的に連行する」というショッキングなアニメで演出される。 このアニメ演出は本作以降も継承され、シリーズの定番要素となった。 こっそりと入れられている、奥深い隠し要素 本作の一騎打ちでは、特定の武将はクリティカルヒット時に固有の必殺技名を言うようになっている。見ると、なんとなく嬉しくなる。 実は特定の複雑な条件を満たした時のみ使える、隠し計略が存在している。 スタッフの中に某ゲームのファンがいたのか、中には「大蛇薙」なんて隠し計略も…(*17)。 シナリオ面 黄巾の乱の他に、『III』『IV』では採用が見送られた劉備入蜀後の三国鼎立シナリオ(五虎大将軍が揃った時期)が『II』以来久しぶりに再登場した。 PK版では『初期君主が先述の仙人達8人のみ(+新君主)』という「放浪の賢聖」と、『北半分が張角領、南半分が何進領(*18)に二分されている』ところに新君主でこの二大勢力に挑むことになる(何進と張角ではプレイできない)「黄巾と南漢」の2本の仮想シナリオの他、200年1月「官渡の戦い」と213年5月「劉備入蜀」のシナリオが追加された。どちらも有名な戦いながら、実は両方ともシリーズ初登場のシナリオとなる。 「官渡の戦い」は袁紹配下の顔良・文醜が健在の時期であり、袁紹軍の最盛期を味わうことができる。これまでの過去作では「白馬・延津の戦い」が終わった後のシナリオが採用されてきたため、袁紹ファンにはなかなか嬉しいところ。劉備は袁紹の配下、関羽は曹操の配下、張飛は君主として独立しているなど珍しい光景もあり、条件を満たせば全6回に及ぶ「関羽千里行」のイベントも発生する。また、呉一帯に勢力を拡げた状態の孫策でプレイできるというのもこのシナリオだけの特徴である。 「劉備入蜀」は劉備が荊州を領土にしているが、劉備自身は劉璋と張魯の仲裁のために梓潼におり、荊州から分断されている…という状況からゲームが始まる。 評価点 難易度的にも遊びやすく、システムも複雑すぎず簡単すぎない程度でバランスが良い。間口の広さと奥深さが両立されている。 新要素の陣形、名声はそれほど意識しなくても、よほどの弱小勢力から始めなければ十分クリアは可能。逆に言えば陣形や名声を意識しながら動く事で弱小勢力でも勝機が掴める。 システムそのものも比較的シンプルな割にはメリハリがきいており、戦略性を従来作品よりも高めている。 多数ある陣形や特殊能力、勇名の補正、将軍位による兵力増強などの要素により、武力が低い武将でもやり方次第で戦争で活躍できるようになった。 服部隆之氏による音楽も秀逸。これまでとは気色の違う音楽ながらクオリティは高く、通常戦争時の「竜戦」や、対蜀戦BGM「華龍進軍」はシリーズ屈指の名曲とされている。 PC9801版はFM音源のため若干音色が寂しいが、後の移植版にてCD化されたものはいずれも文句なしに素晴らしい。 初期の方のシナリオから始めないと聴けないが、対董卓戦BGM「鬼道の将」や、対呂布戦BGM「狼将」も人気である。 シリーズで初めて184年「黄巾の乱」のシナリオが登場した。 「幻術」「妖術」の特技を使いこなす張角三兄弟、曹操・袁紹などを配下にしている何進、劉備三兄弟を配下にしている劉焉など、このシナリオしか見られない君主と配下は一見の価値あり。 歴史イベントが多数追加された。 特にシナリオ2の「反董卓連合」「長安遷都」から連動して起こる「連環の計」全4回は見もの。 レスポンスやグラフィック、インターフェースなどその他の面も高いレベルでまとまっており、全体的な完成度は高い。 賛否両論点 戦争時における、防御側援軍の優遇 本作の戦争では、隣接する都市から5日毎に援軍を呼ぶことができるが、「攻撃側は戦場の端に配置される」のに対し、防御側は城や関の周辺といった激戦区に最初から配置できる。 しかも配置したその日に行動が可能であるため、攻撃側が城を囲んだ状態で援軍が来た場合、そのまま援軍に背後を突かれて壊滅的被害を受ける可能性がある。 援軍が来る前に城から距離をとることである程度は対処できる。初見殺しとも言えるかもしれないが、この程度の「経験しないとわからない」要素は多くのゲームにあるものであり、特に大きな問題ではないだろう。 ただしこれは、プレイヤーが強国であり攻める側に立った時の不満。逆にやや弱小な、かつ敵勢力に囲まれている様な状態にプレイヤーが置かれた際には逐次到着する援軍で相当に粘れるし、一発逆転も一応は期待できるわけだ。 「テンポが早い」と「じっくりプレイ」はどちらが良いものとも悪いものとも言いがたいものである。 攻め取りがたいと言うことはある時点までは、各国の版図が大規模に入れ替わったりしないと言うことである。少なくとも見た目や雰囲気はヒストリカルな気がする。 もとより戦争とは、守る側が有利、攻める側は(最低でも)3倍の戦力を用意しろと言われているものであるから、防御側有利の設定はどちらかで言えば順当とすら言える。結局のところ好みの問題でしかないだろう。 異常に強い呂布 有志の解析により、 呂布だけ「戦争時の攻撃力・防御力に約2倍の補正がかかっている」 ことが判明しており(*19)、まともに戦うとたとえ武力100+アイテムで補強した武将ですら苦戦してしまう。味方として使っている時は実に頼もしいのだが、敵に回した時は実に厄介。 覚える特殊能力も凄まじく、特に弓攻撃に関するものが多い為、近距離だけでなく遠距離戦でもトップクラス。さらに「方円」の陣形を覚えた場合、『どの方向から攻撃を受けても威力が変わらない+弓防御力が高い(*20)』特性が呂布と非常に相性が良く、力押しでは冗談抜きで勝てない。 知力が低い為計略に引っかかりやすいという欠点こそあるが、それぐらいしか穴はないと言ってよい。 問題点 一部の特技が反則的な性能。 広範囲の敵に大ダメージ(全員即死)+混乱の「幻術」や、同様の大ダメージ+訓練・士気低下の「妖術」に加え、味方全部隊の負傷兵を全回復し士気上昇+時折再行動も可能な「仙術」が凶悪。 どの術も場所を選ばない上、幻術と妖術によるダメージは回復できず、更に士気が(妖術は訓練度も)低下するので戦闘力もガタ落ちとなる。仙術は負傷兵を全員回復してしまうので、せっかくそれまで兵力を減らしていたのに元の木阿弥になることも。実際、これらの特殊能力は数倍程度の兵力差なら簡単に覆してしまうほどの強力さである。 先述されているが、特殊武将(左慈・南華老仙など)は強すぎる。かなり便利な(敵に回せば「ズルい」)仕様である。一応弱点はあり、「消耗が激しく連発はできない」「仕様上負傷兵が少なくなるので捕らえたあとの登用後の旨味(回復した負傷兵)が減少」「武力が非常に低いので攻撃を食らうと脆い」などを最大限についていくことで、撃破は狙える。 特殊武将程露骨ではないものの、これらの一部を使用できる黄巾族首領三兄弟(*21)や木鹿大王(*22)も強い。しかも彼らは在野武将になる事は(計略などを除き)無い為、配下としては特殊武将よりも使いやすいと言う点で厄介。 水計もかなり厄介。こちらは地形を選ぶものの、受ける側が「水神」を持っていなければ確実に成功するので戦力差を簡単に覆されてしまう。 呉の武将たちは大半が水計と水神を習得しており、水陣を組めることも多い。「水上又は海岸に陣取り、敵が水上へ移動したら水計連発」でかなりの大軍相手であろうと皆殺しにできる。進路を考慮して一気に水上を突破しようにも、水陣以外の陣形では水上では思うように動けない。その上「水陣」は水上では無法なまでの攻撃力・防御力修正を受ける。結果、容易に突破できず餌食になることが多々。今作では呉の地域を攻め落とすのは容易ではない。 陣形の仕様 陣形が合戦における肝であるが、使える陣形についてはかなり限られており、初期では大抵の武将が精々2~3個程度しか持っていない上に、覚える条件も厳しい。 「修行」や「敵将を倒す」ことで覚えることがあるが、共にランダム要素があり確実に覚えられるわけではない。 陣形の習得数は武将の使い勝手に大きく影響を及ぼしてしまうため、たとえ能力値が高くても、陣形に便利なものがないと戦で活躍しにくい。 合戦中においての陣形変更については、君主か軍師が出陣している必要が有り、かつその部隊から指示を出さねばそれを行えない。合戦における君主・軍師の重要性が際立つ仕様となっている。 ちなみにこれらの仕様は移植版では変更されており、「高確率で地域ごとの陣形が覚えられる修行イベントの追加」「陣形変更が誰でも無際限に使用可能になり、陣立などの技能は陣形変更後の再行動可能効果へと変更」と言った調整がされている。 敵からの計略がかなり煩わしい。 とにかくCPUは流言(民忠誠度 武将忠誠度低下)やら作敵(戦場での寝返り約束)やら駆虎(次季節に武将が100%反乱(*23))やらを、行動回数のあらん限り吹っかけまくってくる。「官渡の戦い」シナリオあたりでは、開始後しばらくすると、場合によっては曹操・袁紹がお互いをそっちのけでプレイヤー君主目掛け、計略を何ヶ月にも渡って連続して続けてきたりする。もう滅茶苦茶。 今作のCPUは少しでも兵力が拮抗すると全く戦争を仕掛けず計略や引き抜きを連発して足を引っ張ってくるので、陰険極まりない。 一応、流言の忠度誠低下はその都市で最も忠誠度の低い武将の忠誠度しか減らないので、自軍に所属する一番パラメータの低い武将の忠誠度を下げて避雷針代わりに配置する事で防げる。内政にも戦力にも使えない武将も一応活用できるようなシステムになっている、のかもしれない。 逆に言えばその様な避雷針武将がいない間は忠誠度を100にしても安心できない。上記の流言地獄で忠誠度を下げられたうえで登用されたり駆虎を食らったりしてしまうからである。 また敵対度が高くないと流言は使わないので、進物をしたり敵対勢力を1つに絞ったりすれば一応頻度は減る。 後述の『三国志DS3』において他の問題点は概ね対策されているが、この計略連発だけはイマイチ解消されていない。 「武将引き抜き」時の仕様が非常にシビア。 今作では引き抜かれない忠誠度、及び相性差の条件・範囲が非常に狭く高く設定されている。余程相性が近くない限り、忠誠度100以外の武将は(親族や、先述の嫌悪武将等でない限り)登用できる可能性がある為、引き抜きが非常に強力。人間だと成功するかしないかは軍師の助言に頼るしかないのだが、CPUはこの仕様を悪用して「絶対に成功する時のみ」「ほぼ確実に」引き抜きをかけてくる。 しかも忠誠度を上げる「褒美」コマンドを行えるのは一命令の度に1人ずつのみ。序中盤は少ない行動回数を割いて褒美をあげる事になるのだが、上記の計略乱発も相まって褒美が追いつかなくなるのがほとんど。加えてCPUは戦争後に登用した武将を狙って片っ端から武将を引き抜きするため、中盤は武将の頭数が不足しやすい。 CPUの戦略画面で馬が自国に走ってくる度に絶望感を覚えた人も多いのでは。 一応、親族武将に対しては上記の計略が効きにくく、引き抜きも無効化できる。新君主を作成し配下の新武将を全員親族関係にしてしまえばある程度計略に関してのウザさは軽減される。…もちろん『三国志』の雰囲気がぶち壊しになるのは明らか。しかも問題はこれだけではなかったりする… あまりに頻繁な出奔 上記の計略や引き抜きの多さで目立たないが、今作の武将はかなり出奔しやすい。忠誠が80以上でも平気で下野してしまう。 これは相手が親族であろうとも発生してしまう。血縁武将は上記の計略や引き抜きを無効化するからと言って、忠誠に無頓着でいると出奔者が続出する様になる。 どんな武将であろうとも、引き止めたければすかさず忠誠度を100にしなければならない。人の心を掴むのは真に厄介なことである。 上記のような仕様のため、武将が所持しているアイテムを没収した場合は高確率で出奔する。 育成要素と能力解放のジレンマ 本作では武将の経験値が溜まることによって能力が解放されていくという育成要素があるが、余程計算して万遍なく武将を使わない限り、殆どの武将の全能力を解放する前にゲームは終わる。 この武将の能力は前作同様にそれぞれの武将の個性付けにもなっているのだが、通常のプレイではその個性を味わい尽くす前にゲームが終わってしまうので育成要素とやや噛みあっていない。 総評 これまでのシリーズで随時追加され複雑化したゲームシステムを一新。 わかりやすく纏め新規プレイヤーへの敷居を低くし、かつ戦略性の高い展開が臨めるように調整された。 バランスの取れたシステム、印象深いBGM、様々な陣形を駆使したテンポの良い戦争などから、未だに「シリーズ最高傑作」の声が多い名作。 Win版と家庭用ゲーム機版との相違点 今作品では、PCで発売されたバージョンとPS・SS移植版(その後に発売されたPSP版やDS版も含む)で、システムが大きく変わっている。 移植版では「陣形の使い勝手の改善」「評定が開きやすくなっている」「担当の変更が一年に4回可能」「忠誠度が100なら担当に関係なく修行に出せる」など、全体的によりプレイしやすいようにアレンジされている。 その後の展開 後にパワーアップキットが発売された。 定番の編集機能やアイテム作成、シナリオの追加、歴史イベントの追加(「桃園の誓い」もPUKでシリーズ初めて採用された)など更に遊びこめる内容となっている。 特にシナリオ終了条件の変更は初期の作品にあった準クリア条件(そのまま終了するかプレイ継続か選べる)を自分で設定できる為に、ちょっとだけプレイしてみたいときでも気軽にプレイできるのでかなり良い追加要素であった。 Win/PS/SSなどにも移植された。 家庭用版ではシナリオのオープニングや一部の歴史イベントで当時中国で放映されていたテレビドラマ「三国志演義」の映像が流れるようになっている。 DSの『三國志DS3』もこの作品が基になったリメイク作品となっている。 凶悪だった計略の弱体化(*24)、「英雄バトルロード」(武将を編成して、様々な条件下の戦いを勝ち抜いていく。武将の強化も可能)、「英雄集結」シナリオ、各種SP武将の追加など、良質な移植ともなっている。 3DSの『三國志』はDS3の改良版というべき作品であり、新陣形追加・バランス調整・戦国時代の武将追加、「名君チャンピオン道場」モードなどの要素が追加されたほか、都市・勢力データのエディット機能も追加されている。 一方で武将への褒美や民への施しなどは一度に渡せる上限額が低めに設定されてしまい、オリジナル版と比べると忠誠度や民忠が非常に上げにくくなってしまった。